検査と計測

混同行列で検査しきい値を設定する

しきい値は不良流出と良品排出を両方評価します。良品が多いと全体正解率が高くても流出を隠せます。

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混同行列で検査しきい値を設定する — 工程を説明するイメージ図です。検証済みDeyi設備の写真ではありません。
工程を説明するイメージ図です。検証済みDeyi設備の写真ではありません。

この試験で確認すること

しきい値は不良流出と良品排出を両方評価します。良品が多いと全体正解率が高くても流出を隠せます。

本稿はメーカーに依存しない立上げ試験の方法です。設定変更前に、使用するカメラ、レンズ、センサ、制御装置の型式別マニュアルを確認してください。計算表の数値は仮定例であり、Deyi Visionの実測結果や製品仕様ではありません。

適用条件

正を不良、予測正を排出と定義します。独立した正解ラベルを決め、同じ部品の繰返し画像が調整と検証に混ざらないよう部品・ロットで分割します。

陽性を欠陥品、陽性予測を排除と定義し、全表に明示します。正解ラベルは調整対象検出器と独立に決めます。見逃しと過剰排除の費用・許容率を先に合意します。不明ラベルには記録した裁定方法を用い、正解の不一致を検出器の誤りと混同しません。

試験機材と記録

欠陥程度、位置、材料ロットを含む試料を用意します。連続スコア、画像ID、争点ラベルを残し、結果を見る前に流出と排出限界を合意します。

物理部品ID、ロット、欠陥ラベル、根拠、生画像、スコア、分割先を台帳に残します。同じ部品の繰返し画像や関連ロットは同じ分割にまとめ、検証用は調整に参照しません。スコア方向と前処理版を記録し、低い閾値の意味を明確にします。

試験手順

  1. 開発集合だけで候補を調整し、排出する不等号を明示する。
  2. 軸とラベル順を固定しTP、FN、FP、TNを数える。
  3. 基準に従って点を選び、しきい値と前処理を固定する。
  4. 未使用検証集合と本番相当混合で試験し、欠陥別の件数と分母を報告する。

調整集合で候補を評価し個別予測を保存します。正解・予測軸を明記し、相違を生画像と根拠で確認します。事前方針で選び固定し、未使用集合で受入検証します。そこで再調整した場合は新しい候補に独立検証を用意します。

仮定条件による計算表

仮定の不良100個、良品1000個でTP92、FN8、FP20、TN980なら再現率92%、良品排出率2%、適合率82.14%です。低いしきい値で98、2、50、950となると流出は減り排出率は5%に増えます。どちらも自動合格ではありません。

Positive = defective part; predicted positive = reject
TP=92; FN=8; FP=20; TN=980
recall = 92 / (92 + 8) = 92%
false_reject_rate = 20 / (20 + 980) = 2%
precision = 92 / (92 + 20) = 82.14%
At a second hypothetical threshold: TP=98,FN=2,FP=50,TN=950
仮定条件の計算表。入力値は現場で記録した値に置き換えてください。
項目仮定値意味
真陽性92不良を排出
偽陰性8不良を通過
偽陽性20良品を排出
真陰性980良品を通過

例は見逃し減少と過剰排除増加の交換です。再現率は全欠陥品、過剰排除率は全良品、適合率は全排除品が分母です。件数と分母を残し、工程限界なしに承認しません。人工的な試験混合比の適合率を欠陥頻度の違う本番へそのまま移しません。

試験の流れ

試験の流れ

実際の不良・良品と排出・通過を交差し四つのセルを確認します。

  1. 不良排出
  2. 不良通過
  3. 良品排出
  4. 良品通過
実際の不良・良品と排出・通過を交差し四つのセルを確認します。 模式図です。間隔や寸法は実寸比ではありません。
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結果の読み方

結果の読み方

独立検証と本番混合試験より前にしきい値を固定します。

  1. 正解付与
  2. 調整
  3. 固定
  4. 検証
独立検証と本番混合試験より前にしきい値を固定します。 模式図です。間隔や寸法は実寸比ではありません。
図解を原寸で表示

両誤りセルの実部品を見て共通原因を調べます。リスクに関係する欠陥種、位置、材質を分けます。総再現率が良くても必須の稀な欠陥を隠すことがあり、無害模様が過剰排除を占めることもあります。個別台帳で数値を事例へ接続します。

トラブルシューティング

  • 全体正解率が高く不良再現率が低いならクラス偏りを確認する。
  • 同じ部品の画像が両集合にあれば情報漏れであり、部品・ロット単位で再分割する。

検証が悪化したら再閾値探しの前に漏洩、材質変化、前処理を確認します。スコア逆向きは解釈を修正し、正解クラスを変えません。曖昧な欠陥は不一致を残して独立裁定します。有限試験で見逃しゼロでも確率ゼロは証明できません。

受入判定と引継ぎ

固定設定が独立データで流出と良品排出の各基準を満たして採用します。件数、混合比、未評価欠陥を示し、有限試験の流出ゼロを確率ゼロと解釈しません。

生データ、設定、試料ID、判定限界を一式で保存してください。関連製品と事前準備のガイドを参照し、記録した要件をDeyi Visionに相談できます。

独立集合でクラス別限界と必須欠陥網羅を満たします。本番のスコア方向、前処理、レシピ版、境界・無効入力の規則を確認します。予測、件数、誤り画像を保存し、照明、材質、カメラ、欠陥集団の変更時に再検証する条件を定めます。

出典と技術資料

出典は、本記事の手法と限界を確認するための資料です。確認例は選定の参考であり、量産での受入判定には実際のサンプルによる証拠が必要です。

  1. confusion_matrixscikit-learn確認日
  2. Precision-Recallscikit-learn確認日

技術相談

検査の課題と確認データを共有してください。

サンプル画像、現在の構成、失敗した確認手順をお送りください。視野、ワーキングディスタンス、ライン速度、受入基準が分かると具体的な検討につながります。

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検査条件を技術担当に相談できます。

サンプル画像、参考型番、視野、ワーク距離、ライン速度を共有してください。

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